2015-2016冬季北海道 宗谷・留萌・生野 2016/02/28 日

2016/02/28、日曜日は上川始発から始まる。
旭川方向より5:54、三両編成で回送列車が到着、そのうち前2両が今回乗車する4621D, 4659Dの網走行、後ろ1両は4520D旭川行となる。網走行の1両目、キハ40-1711に乗り込む。
イメージ 1
同業が1両目の全ボックスが埋まる程度に乗っている。考えてみると本来ならば今期に惜別すべきは白滝3駅だから当然である。また1両目の前の方のロングシートは保線関係の方々が工具を携えて乗車されていた。
6:16上川を出発、次の駅は34キロ先である。
6:33中越信号所に停車する。

イメージ 2
保線関係の方々が下車、と同時に恐らく宿直されていたであろう方々が乗車してきた。
つまりこの列車は保線関係の職員輸送列車でもあった。
このように職員が一晩中待機する信号所や駅は道内にいくつもあるのだろう。
冬の路線維持がどう大変なのかを改めて実感したのであった。
そういえば宗谷線の整理内容の一つが天塩中川幌延の保線職員撤退だった。
冬はどのような対応にするんだろうか。

6:50上越信号所に停車する。中越同様保線職員の交代が行われる。
イメージ 3
一方で我々乗客=全員同業者は、信号所の度にカメラを向けてスタンバイする。
イメージ 4
7:02奥白滝信号所を通過、これより上白滝、一駅はさんで旧白滝、下白滝とダイヤ改正で消える駅がつづいてくる。同業の面々の大半はこの3駅で降りた。

イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
途中、線路上に鹿の死体があり、その処理のために15分遅れて8:07遠軽着。
オホーツク2号の発車シーン
イメージ 8
4620D白滝行発車シーン
イメージ 9

外気が寒いためにおこる白い煙がいい感じである。
8:40遠軽発車、9:01に生田原についた。これより5キロ戻って本日のメインである生野駅に徒歩で向かう。
途中上りの特快きたみの時間になったので橋上シーンを狙った。
キハ54-502。2014年秋の宗谷線訪問時に旭川稚内行でお世話になった車両である。
イメージ 31


さらにすすみ豊原57号のバス停に着く。所要ネットで1時間くらいか。

イメージ 10
この付近の踏切沿いに業界にお立ち台通信に記載されていたポイントがあるのでオホーツクを狙う。
イメージ 11
遠軽方向を見る
イメージ 12
北見方向をみる

上りはなんとも難しいが下りはいいS字カーブである。
イメージ 13

イメージ 14
枝が入ってしまったがまあいいか。

ここから30分ほど歩くと豊原54号バス停、その向こうに生野駅はあった。
イメージ 15
12時生野駅に到着。本日はここに最終列車までおよそ6時間滞在する。

イメージ 16
下り3本上り1本、ダイヤ改正で下りは2本になった。
イメージ 17

廃車バスの待合室がなくなった後はない状態のため、踏切脇に荷物を置いた。
晴れてくれてよかったと心底思った。
イメージ 18

13:34 下りオホーツク3号通過
イメージ 19

13:46 下りの生野に停車する本日始発列車 4665D網走行
イメージ 20

14:42 4662D網走発遠軽行の通過
イメージ 21

15:04 上りオホーツク6号通過
イメージ 22

16:49 4671D生田原行停車
イメージ 23

17:16 4671Dの回送列車通過
イメージ 24

17:30 下り特快きたみ通過
イメージ 30

昼間は日が出ている中でも寒かったのだが、日が暮れると痛みに感じてきた。
とても外にじっとしていられるものではない。
18:00 4675D、本日最後の列車にて生野駅を後にする。
イメージ 25

この列車で驚くべきことに若い地元の方らしい下車客があった。
この手の秘境駅で本来の利用客(小生みたいな観光系ではなく地元など必需品的な利用)に出会うことはまれでこれはうれしかった。ただしあまりに寒かったので急きょ写真を撮るほどの気力はなかった。
生野18:00=>生田原18:07
生田原の待合室は街の施設を兼ねているので暖房が入っている。ここで冷え切った体を暖め、オホーツク8号で深川まで行く。
イメージ 26

車内は観光客でごった返していた。乗車した車両では半分近くが外国人旅行者と思しき方であった。団体でつるみ賑やかな華人系と、2名もしくは単独ながら隣り合わせた人と積極的に会話する欧米系旅行客、いずれも特徴が出ている。そういえば網走では流氷観光の真っ最中だったか。
21:22に深川につき、コンビニ飯の味気ない食事をとり宿に入ってすぐに寝た。翌日も始発なので早い。

ホームが単に設置されているだけの小さい駅が好きで、生野yは訪問必須の駅としていたがようやく訪問することができた。晴れてくれてよかったが悪天になったら雨露凌げるところが皆無なのでより苦労しただろう。時間と金が許せば夏にも訪問してみたい。
イメージ 27

イメージ 28

イメージ 29