2015-2016冬季北海道 2016/03/03 木曜日 宗谷本線

寝坊した。
前日の忘れ物が失敗の始まりだった。起床したら5時過ぎで、到底2両編成の南稚内幌延の回送列車には間に合わない。すぐにレンタカーに乗り込み、とにかく南へ向かって走り出した。
よりによって快晴である。まずはオロロンラインを走って利尻山をチェックするが、典型的な冬の晴れパターンのようで海上だけ雲がはっていて全く見えない。仕方がないので利尻を望めないけど晴れていたら気持ちのよさそうなところとして、豊富ー下沼間の跨線橋を選んだ。
撮影ポイント。左側が稚内方向
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6:43 幌延始発4321D キハ54-503
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次に 6:52 稚内始発 4326D キハ54-509 宗谷北線のロゴ付きで何回かお世話になっている車輌。
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撮影している間前日からずっと検討していた案があり、結局実行することにした。
それは、悪天遭遇によりキャンセルせざるを得なかった名寄12時半に発車する稚内行を全区間通しで乗車するという案である。従来自分は乗って楽しむ体感派だったので、仕方なしに特急で稚内まで来たが(それも261系ではなく代走のキハ183というプレゼントつきだったが)物足りなく感じており、どうしても乗りたくなっていた。この列車は名寄ー稚内間の全駅に停車する唯一の下りであり、今度の改正で廃止になる。
ただし、乗るためには12時ころまでに名寄まで車で約170km移動し、名寄ー稚内を列車で一往復、それから車で170kmの距離を帰ることになるので稚内宿戻りは深夜になる。次の日はレンタカーを夕方までに返却しないといけないからこの日しかない。快晴なので撮影を犠牲にするのはもったいないが仕方がない。
結局撮りより乗りを優先することにして、南下がてらめぼしい場所で撮影することにした。
列車で来ることは難しいが車だと訪問しやすい上幌延
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イメージ 5幌延音威子府始発の4323Dが迫ってきたので適当に撮影する。
7:36 4323D キハ54-502 よく会う車両の一つだ。
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イメージ 7逆光というのと時間がなかったので中途半端である。
この列車は次の幌延でスーパー宗谷2号と交換するからすぐに次の列車が来る。
近いところで安牛ー雄信内間の踏切にした。
8:06 スーパー宗谷2号
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これより音威子府付近まで一気に移動。旭川始発稚内行をどこで撮るか迷ったが、地図で気になっていた筬島駅ちょい先の踏切にした。
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 イメージ 10イメージ 11ど逆光の位置だけどまあ良しとしよう。
順調に南下を続け9:40には音威子府駅前に到着。
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折角なので朝跨線橋で撮影した稚内始発名寄行4328Dを撮影して、ついでに名物駅そばをいただくことにする。
9:58 4328D  キハ54-509
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イメージ 14音威子府より車の往来が増え、自動車専用道を通ってしまったのでスーパー宗谷1号は撮影できなかった。
12:00過ぎに名寄市街地に入った。
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名寄駅前の駐車場は特急利用者専用となっており、さんざん迷った挙句一番大きい百貨店西條の駐車場に止めた。それにしても雪国の市街地は、雪かきした山がとんでもない高さになっていて運転するのが怖い。警察の人が3月になると事故が毎日起こってしまうとこぼしていたがうなずける。
12:15名寄駅到着。
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12:20改札開始 
乗る列車は4329D キハ54-509 朝から何回かあった車両にお世話になる。
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12:35 快速なよろ1号からの乗り継ぎ客を乗せ席の大半が埋まった状態で発車。
迷ったが結局眺めの良い進行方向左側を選択。
13:37音威子府着 18分停車
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3番線にラッセルが待機しており、4329Dが付くとすぐに発車していった。
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幾人かの旅人がそばをたぐっていたが小生は先ほど食べていたので駅をうろついて発車を待つ。
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13:55 音威子府を発車。
天塩川沿いをすすみ(糠南ー雄信内間)
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15:14 幌延到着 35分停車
向かい側1番線に稚内旭川行が発車を待つ。
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旭川行に限ってサボがついている。ダイヤ改正稚内発の旭川行は快速なよろになるがサボはどうなっただろうか。
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幌延より先はサロベツ原野の広がる直線を走る。
いい天気だが利尻山は全く影すら見えない。
(半ば心眼でうっすらと見える程度) 
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抜海ー南稚内間の宗谷線一の絶景ポイントも利尻が見えないのでノシャップ岬方向をのぞむ。
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定刻 16:57 稚内に到着。
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この列車はこのまま折り返し最終の名寄行列車となる。
一旦改札を出て再び車中へ。自分のようなすぐ折り返す変人はいないと思っていたら折り返し組が全部で5人もいた。
みな同業者然としている。
帰りは疲れが出てほとんど寝ていた。幌延20分停車とか音威子府、美深の交換いずれも半分夢の中であった。
下りスーパー宗谷3号が遅れていたらしく、名寄には21:17に遅れて到着した(定刻20:58)。
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駅を出ると氷点下。空気が痛い。久しぶりに勤務先に連絡を取り何か問題がないか確認するが、その電話を持つ手が痛くてたまらない。
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名寄を車で22時ころ出発、170kmの道のりである。途中眠くなったりしたので音威子府23:15、中川町道の駅24:10と一休みした。
1:05の上幌延ではバルブ撮影に挑戦。
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結局稚内の宿には2時過ぎに到着した。